人や社会の役に立つ無機材料の創製を目指して


 当研究室では、化学の手法を駆使して、人や社会に何がしかの役に立つことができるような機能を持った、無機固体材料(セラミックス)を創り出すことを目指しています。

 一口に「無機固体」といっても、その組成の組み合わせは無限にあり、個々の物質は特有の結晶構造を有し、またその性質も電気的・機械的・光学的・化学的・・・といった多くの側面があります。私たちは、無機固体という機能材料の宝庫の中から、目的とする性質を持ったものを選び出し、最も利用しやすい形態に作り上げて、それらを利用しています。

 私たちは第一に、水溶液中の無機化学反応の制御を通じて、無機固体材料の形態制御のための新たな低温合成プロセスの確立を目指しています。できるだけ温和な条件下で材料を合成するということは、材料の形の制御とプロセスの環境負荷の低減の両面に、大きな意味を持ちます。当研究室では精緻な形態制御を必要とする電子材料や医療用生体材料を、スマートかつ効率的に合成できるようなプロセスの確立を目指しています。
 第二には、将来のエネルギー問題に大きな寄与をすると期待されている、熱電変換技術のための、高効率熱電変換材料の探索と合成を行っています。さまざまな金属イオンの電子配置、原子軌道の形、結晶構造などを考えながら、新たな物質を日々作り出しています。
 第三には、天然資源を用いて有用な無機固体材料を作り出すためのプロセスを研究しています。山形県の豊かなバイオマス資源を有効利用するための方法を提案していきます。

トップページへ